岐阜キングス・ガーデン 理事長 素描

2025年 11月 霜月

理事長   竹内 伸秀

 つい半月前までは30度を超える日々がありました。11月に入り秋の終わりを感じさせ、そして冬の始まりの景色を迎えております。日本には昔から四季があり、自然の素晴らしさを楽しんでまいりました。その移り変わりに感傷を味わうこともできました。しかし、最近の気候では四季ではなく、三季となり秋がほとんどなくなった感となりましたが、皆様はいかがでしょうか。

 最近、家族が入院しました。病名は心臓にかかわる大動脈解離で大学病院に3か月ほどお世話になりました。ほとんど毎日病院へ通いました。病院の待合室の一角に患者、その家族が病院の治療、対応などのやり取りで色々感じたことを自由に意見を述べることができるコーナーがありました。患者家族として病院に対する感謝の内容と、病院側に対する要望や実際に困ったことへの訴え等、たくさんのご意見を読ませていただきました。今回はその中で感じたことを述べさせていただきます。

 どなたも生活している中での試練を比較することはできませんが、いろいろ体験して暮らしています。混沌とした生活の中にいつも思い悩んでいることがたくさんあります。その中で神は光を与えてくださる存在であり、いつも試練と共にいてくださると信じて聖書の御言葉に励まされています。

 災難も病気も神は、患者、家族とともに御業を行ってくださることを確信したいものです。(ヨハネ9:2~3)

 人は、生きている限り昼も夜も問題があり不安は尽きないです。(ルカ18:7)

 倒れることがあっても神は支えてくださいます。(詩篇145:14)

 死の陰の谷を行く時もわたしは災いを恐れない。(詩篇23:4)

 イエスご自身が近づいてきて、一緒に歩きはじめられた。(ルカ24:15)

 正しい人の舌は選り抜きの銀。(箴言10:20)

神の御心を信じて待つときにすべてのことは、いつか分かる時が来ると確信したいものです。 「すべてはこれでよかった」と、そんな日が来ると前向きに受け止めてまいりたいものです。