自然の営みの中で

岐阜キングス・ガーデン               理事長 竹内伸秀

すべての良いもの、完全なものは、光を造られた神から来るのです。神にはわずかの変化もくもりもなく、いつまでも輝いています。」(ヤコブ:17)                             
9月下旬になりましたが、全国的に未だ真夏日が各地で続いております。この異常気象とでもいうのでしょうか。単に自然現象だけではなく、私たちが日ごろ暮らしている環境、地球について少し考えてみる必要があるのではないでしょうか。
地球を取り巻く大気圏や水、生物、食料などの恩恵によって暮らしが、全てを創り出されている神によって成り立っています。  
人間の都合で国境が決められたりしていますが、空気も水も地球をぐるぐる循環しています。世界の各地で起きていることは、決して私たちと無関係ではありません。
地球の温暖化、海流の変化、北・南極圏の解氷、動植物生活環境の変容、戦争がもたらす様々な問題などを顧みたときに、幸せの追求をするうえで私たち人間が「足る」を知る生き方を問われているのではないでしょうか。
私たち人間は、すべて神さまから一時的にお預かりして(お借りして)生活しているに過ぎない。この地球を取り巻く大気圏や水、生物、食料、空気すべてがその対象になるのではないでしょうか。命もその一つです。
日常生活では、経済的発展を願い、大量生産、大量消費、大量廃棄が行われています。そうした日々の暮らしが工場や車社会からの廃棄による公害、大量のごみ焼却から出るものによって大気が汚染されています。地球というかけがえのない世界が神から与えられていることを忘れることなく受け止めてまいりたいものです。
私たちが暮らしている生活圏の中で、自然の営みと寄り添って生きる社会を見つめてみたいものです