「内なる人」は日々新たにされ
岐阜グレイスチャーチ牧師 増田由夫
芝生の緑も一雨ごとに濃さを増しているこの頃です。自然の生命力に驚くとともに喜びと希望が与えられます。一方人間はどうでしょうか。
伝道者パウロは言います。「…たとえ、私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」(Ⅱコリント四:一六)と。
「外なる人」とは、私たちの地上の存在としての肉の体と心のことです。体と心は連動しており、体が病むと心も萎えてしまいます。確かに私たちの「外なる人」は年を重ねるにつれて衰えていきます。でも、私たちの心の奥にある「内なる人」はそうではありません。
「内なる人」とは、信仰によって主イエス・キリストに結ばれた私たちの新しい霊的ないのちのことです。その「内なる人」は衰えるどころか、かえって日々新しくされていきます。
信仰によってキリストの霊的な力、神の愛のエネルギーが日々心に注がれているからです。私自身このみことばにいつも励まされ、生きる力をもらっています。
岐阜キングス・ガーデンの入居者とスタッフのみなさまとお会いし、交流するたびに、このみことばの真実さを実感しています。
「内なる人」に生かされる人は、心のまなざしが自分自身から他の人に向かいます。キリストの思いにその人が生かされているからです。時々入居者のみなさまとご一緒に昼食をいただく時がありますが、みなさまがお互いに他の人のことを思いやって生活されていることが伝わってきて励まされ、教えられます。
また、多くの方々の愛のまなざしが岐阜キングス・ガーデン「なかよし村」にも注がれて、祈り、支えてくださっていることを心から感謝いたします。