「やさしさ・思いやり・コミュニケーション」の実践の難しさ
岐阜キングス・ガーデン 理事長 竹内伸秀
「御霊を消してはなりません」(第1テサロニケ 5:19 新改訳)
過日(5月)理事会、社員総会が開かれました。新しい年度のスタートを切りましたことをご報告申し上げます。
夏至を迎え本格的な夏となりました。健康に留意して、暑さ対策など心して参りたいものです。
昨年、一人暮らしでご自宅で亡くなられた方が76,000人余りおられたそうです。(全国の警察署の調査)その中で死後一週間以上経過して、発見された方が「孤独死」と定義づけられて二万人余りの方が発見されました。孤独死の原因は簡単には申せませんが、地域社会でのお互いのコミュニケーションを図ることが大切かと思われます。一見何気ない挨拶を交わすことが、大きな役割を果たしているかもしれません。もう一つ大きな役割が考えられます。それは相手を「思いやる」ことではないでしょうか。
かつて、保育園の園長を10年ほどしました。その時に保護者の皆様に子供さんが将来どんな「大人に」なってほしいですか?と、問うたことがありました。社会に役立つ人などいろいろお聞きできましたが、一番多かったのが「思いやりのある人」でした。私たちの生活の中で、相手を思いやる生き方がどの程度実践されているのでしょうか。家族に信頼されているのでしょうか。
もうひとつ保護者の言葉の中で印象に残っていることは、「大人になって食いはぐれのない生き方、技術を持って欲しい。」(看護師・保育士・大工さんなど)です。私も歳を重ねました。妻との生活も60年近くになります。友人、知人にその夫婦の秘訣を聞かれます。私は半分冗談で「忍耐」と答えたことがあります。
神は、試練を取り除いてくれません。おひとりお一人と共にいてくださり、最善を図ってくださいます。