会報 50号を迎えて
岐阜キングス・ガーデン
理事長 竹内伸秀
「その砂漠を主の園のようにする。そこには楽しみと喜び、感謝と歌声とがある」(イザヤ書51:3)
特定非営利活動法人岐阜キングス・ガーデンが、産声を上げたのが2010年12月でした。(初代理事長兼発起人三谷六郎兄)年に4回発行の会報も第50号を迎えることができ感謝に耐えません。その背後には、実にたくさんの方々に筆舌では語れないご協力を賜り今日を迎えられました。全国から善意によるおひとりお一人の尊いお祈りと捧げものによって支えられ、また、会報発行に携わっていただいているスタッフの協力を一時も忘れることができません。
岐阜キングス・ガーデンは、おそらく日本で最も小規模な「住宅型有料高齢者ホーム」ではないかと認識しておりますが、「与えられた住まいから自ら創り出す住まいへ」と共に将来的には「終の棲家」としての機能が果たせることを願いつつ、地域の福祉事業所の連帯を受け入居者の皆さまの尊厳を大切に取り組んでおります。
高齢者住宅は、老後をいかに生き、いかに人生を終えるかということから切り離すことはできません。今日まで五名の方を天国に送りましたが、神は、死の恐怖から解放されてやがて「復活」の祝福にあずかることを示されておられます。
老後の生き方は、言い尽くせない心の平安であり、明るさと希望であり、神に生かされていること自体の尊い感情であると思います。そして、死を迎えるまで「生」の与え主である神に喜ばれるように全うしょうとすることかと思います。
「どのように生きるのか、どのような死に方をするのか」でも人生の避けて通れない問題です。「夕暮れ時に、光がある。」(ゼカリヤ書4章7節)