キングス・ガーデンにある主の恵み

羽島キリスト教会 奥田健一

 私がなかよし村の理事となり2年半が過ぎました。その間、コロナ感染が広がり、なかよし村を訪問する機会もほぼなくなりました。その中で、ズーム会議や会議録、また同僚の岡本先生から村の様子を伺い、祈っていました。
 なかよし村がここまで続けられたのは、本当に主の恵みであると信じています。と同時に、関わり仕えてくださっているお一人ひとりの主にある情熱によってここまで来られたのだと思います。そのことの故に主をほめたたえたいと思います。
 ただ、この恵みは岐阜キングス・ガーデンなかよし村だけにとどまりません。同じ恵みが日本全国で立てられてきたキングス・ガーデンにあります。言い換えるなら、主にある理念と実践がそれぞれの施設のあり方に大きく影響していると思います。
 と言いますのも、私は牧師として埼玉の川越キングス・ガーデンに月に一度礼拝の奉仕に行かせていただき、約8年間そこでの様子を見させていただきました。また東京の練馬キングス・ガーデンでの礼拝奉仕にも関わらせていただきました。さらに日本最初のキングス・ガーデンである筑波キングス・ガーデンにも訪問させていただきました。
 それらを通してわかったのは、どこでもともに主イエスを見上げ、主のことばを聞き、主に仕えるように入所者に仕えるという姿勢でした。スタッフの中にはキリスト者ではない方々もいます。でも、それらの方々も「ともに仕える」ことを実践されていました。もちろん、問題・課題はどの施設にもありました。でも、主に祈りつつ、みことばに聞きつつ乗り越えようとしていたのも共通していました。
 主は今も生きています。そして、主の御名によって集まる所に豊かにご臨在されます。なかよし村に生き、仕える方々は、この方の恵みを受けて前進できるのです。それがキングス・ガーデンに与えられた絶大な恵みと特権であると私は堅く信じます。
これからも主の恵みに満たされる施設となるように祈ります。