まことの光、希望の光
長良キリスト教会主任牧師 増田由夫
「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。」 ヨハネの福音書1章5節、9節
一年で最も日照時間の短いこの時期に、父なる神は、「まことの光」である救い主イエス・キリストのご降誕を喜び祝うクリスマスを与えてくださいました。クリスマスを境にして日照時間が少しずつ長くなっていきます。寒さはまだ続きますが、希望の春に近づいていきます。すべての生き物は光を必要としています。
私たち人間も同じです。特に人間は太陽の光だけでなく、「まことの光」に照らされて生きる必要があります。なぜなら、人間の心には闇があるからです。罪の力、死の力としての闇です。聖書によれば、罪とは神から心が断絶している状態のことです。死とは、神と断絶している結果、魂が永遠に滅びてしまうことです。その罪と死の力の闇を消し去るために、すべての人を照らす「まことの光」として、救い主イエス・キリストが誕生されました。イエス・キリストの十字架と、死からの復活によって、罪と死の力の闇は滅ぼされました。闇は「まことの光」に打ち勝つことができませんでした。「まことの光」であるイエス・キリストは私たちにとって、いつまでも続く希望の光です。
クリスマスの時期にはイルミネーションの光が町に輝いています。でも、イエス・キリストに繋がる私たちは、決して消えることのない「まことの光」、希望の光を心の中に持つことになります。何と幸いなことでしょうか。そればかりか、神さまは私たちも、世の暗さの中で、まことの光、希望の光を輝かす者として用いてくださいます。岐阜キングス・ガーデンの働きも、そのような、まことの光、希望の光を輝かす皆様によって支えられていますことを心から感謝いたします。