いつも「聖書の教えとキリストの恵み」を忘れない
岐阜キングス・ガーデン 理事長 竹内伸秀
私は貧しさの中に入る道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことも飢えることも富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。(ビリビ人への手紙4章12節)
久しぶりに友人へ「ご活躍のことと存じます、~」とお手紙を出しました。彼から「ご活躍どころか疲れ切っている~」と返事、御奥様が認知症介護度3で生活しているとのこと、彼の短歌が添えられていました。「特養へ 入ればまだまだ 入らねば もうダメ 今日も よりそう二人」今、日本の社会は高齢者五人に一人が独居で、老夫婦だけの生活者も増えています。
このような中で日々の営みをゆっくり楽しむゆとりはどれだけあるでしょう。神様はお互いが個性を持って生まれてきて「ひとり一人どういう生活がいい」のではなく、「みんないい」のです、と申されて、お互いに自分を出し切って生きていくことを望んでおられます。
今の社会で求められている「思いやりの人生」は、神と共に歩み、語り、愛し、喜びを分かち合う生活が必要と思います。思いやりは、日常生活の中で会得されていくことが多いようです。自分を取り巻く他人(家族を含めて)がどのように接してくれているのかが「教科書」であり、その反映が自分から周りの人に発信され表出(表現)されているようです。わたしは信仰をもって周りの人を思いやり、共存することが大切であると思います。
私たちの生活は、老後のいろいろな障害も大きな一つの財産であり、賜物です。どれも感謝なのです。神は、いつも最善を備えてくれています。主の園の実現に向けて聖書の教えを求め、イエス・キリストの教えを守り、キリスト・イエスの愛に導かれて暮らすことが出来ますように導いてくださいと祈ります。