普通の生活が素晴らしい

岐阜キングス・ガーデン  理事長 竹内伸秀

主の聖名を賛美します。冒頭に、認定NPO法人申請に必要な寄付者の人数と金額が達成されましたことをご報告申し上げ、感謝の意を神様と皆さまに捧げさせて頂きます。
人は一人ひとりがかけがえのない存在であり、人格も平等です。そして誰もが異なるのです。「生まれてそして已む」雑木林に例えるなら、太い木があれば細い木もあり日陰で成長する草花もあれば陽を必要とする草木もあります。人間社会もいろいろな人と関わりあって生活しています。生まれながらにして障害を持っていたり、事故、事件に遭遇したり高齢となり日常生活に支障をきたして援助を必要としている方もたくさんおられます。そうした方々、すべて自らを含めて「そこで生活している」こと自体に普通の生活であり幸いである原点があるように思います。
聖書ピリピ人への手紙4章12節、「わたしは貧に処する道を知っており、富におる道も知っている。わたしは、飽くことにも飢えることにも富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に処する秘訣を心得ている。」前章には「足ることを学んだ。」とあります。
日々健康で幸せな生活を願いますが、その幸せ感は一人ひとりの数のごとくあります。地位や名誉、お金を求める人もいるでしょう。特別な業績をあげるとか、たくさんの方から脚光を浴びるひとも中にはいますが、御言葉から学ぶことは普通に生きる、生活している範疇かと思われます。
普通に生きる存在がこの世の中の大部分です。楽しさや幸せ感を一人ひとり味わうことのできる普通の生活を振り返り、その生活を支えている家族を大切にしてまいるものです。
「私は道であり、真理であり、命である。だれもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。」(ヨハネ14章6節)
感謝です。