どうぞ、お言葉どおりに

長良キリスト教会    牧師 増田由夫

 神さまの約束の言葉は、私たちの常識や理解の範囲をはるかに超えています。世界で最初のクリスマスの時もそうでした。天使ガブリエルは処女マリヤに現れて言われます。「ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子は、すぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。…」(ルカ1章31~32節)。  
マリヤは訴えます。「どうしてそのようなことになりえましょう」。マリヤはどうしても納得できませんでした。そのようなマリヤに天使は優しく語りかけます。「神にとって不可能なことは一つもありません」。神の全能の力を信じたマリヤは自分の理解の範囲に、もはや留っていませんでした。「どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」(ルカ1章38節)。
 2013年も岐阜キングス・ガーデンは、神の約束のお言葉と全能の力を信じて、歩んできました。「もし、あなたがたがわたしを呼び求めて歩き、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに聞こう。もし、あなたがたが心を尽くしてわたしを捜し求めるなら、わたしを見つけるであろう。」(エレミヤ29章12節~13節、岐阜キングス・ガーデン今年の年間聖句)。
私たちは神さまが与えてくださる約束の地がどこであるのか、祈り、訪ね、捜し求めてきました。そして神さまは私たちの信仰と労苦に対して不思議な導きを与え続けてくださっています。土地や建物に関する良き協力者も与えられるようになりました。今も日本各地の多くの支援者、海外からの支援者が雲のように私たちを取り巻いて、私たちのために祈り、忠実に献げてくださっている姿に、大いに励まされています。御子イエスさまを身ごもった処女マリヤが、日が経つにつれて期待に心膨らませていったように、私たちはこれからも神さまの約束のお言葉と力に期待し、喜びと感謝をもって祈り、献げ、労していきたいと思います。