油を絶やすことなく
     
長良キリスト教会       牧師 増田由夫

 イエスさまは言われました。「…天の御国は、たとえて言えば、それぞれがともしびを持って、花婿を出迎える十人の娘のようです。…賢い娘たちは、自分のともしびといっしょに、入れ物に油を入れて持っていた。」(マタイ25章1節、4節)
主の再臨と同じように、岐阜キングス・ガーデン施設建設の日に備えて、私たちは油を常に絶やさないでいたいと思います。
その備えの油とは、第一に祈りです。すでに、岐阜キングス・ガーデン支える会の月一回の祈り会も43回を迎えました。毎回二十数名の方々が集って熱心に祈ってくださっています。何よりも大切な備えの油です。また、日本全国や海外で、岐阜キングス・ガーデン建設のために祈ってくださっている何十倍の仲間がいることは大きな励ましになっています。
 第二は、献げ続けることが、油を絶やさないことにつながります。多くの方々が祈りとともに精一杯の献金をささげてくださっていることによって、いつも希望と力を与えられています。
第三は、人材確保と人材育成という、油の備えです。このことに関しても、三谷六郎御夫妻のご配慮とご労に感謝せずにはいられません。シアトルのキングス・ガーデン研修会への参加や、10月には祈り会に集う何名かの方々が日本キングス・ガーデン連合研修会に参加する機会が与えられて、良き研修の時を持つことができました。毎月の祈り会でも「夕暮れどきの、あったかばなし」の読み聞かせの時を持ち、参加者全員が、施設入居者に対して神の愛をもって仕えることの具体的な例を学ばせていただいております。神さまはちょうど良い時に、このビジョンを実現してくださることを信じて、油を絶やすことなく、共に力を合わせて備えていきたいと思います。