岐阜キングス・ガーデン 理事長 素描
2026年 3月 弥生
理事長 竹内 伸秀
「あなた方のあった試練は、みな人の知らないようなものではありません。」
(第一コリント 10章 13節)
現在私は、介護保険の認定を受けて要介護2となり、週3回地域のディサービスセンターに通って3年目、運動機能の回復を目指しています。そのディサービスでは、登録者が170人ほどおられます。毎回とても熱心な理学療法士、作業療法士、看護師、ヘルパーさんなどの指導を受けて機能回復に取り組んでいます。今から述べることは取るに足らないことかもしれませんが、そこでの感想を少し述べさせていただきます。
利用者の方の体験を見聞きしておりますと、すべて生活している人はどなたとも比較のできないかけがえのない尊い存在であること思い知らされています。
日常生活に運動機能上支障をきたしている方々が圧倒的に多く、原因は、脳梗塞の後遺症、脳出血、ガンによるものなど様々です。
人の幸せは、その人が歩んできた中から体験的に会得しておられるようで、簡単に申すことはできませんが、実に多岐にわたっています。仲間の皆さんとかかわる中でその存在を喜んで受け入れてまいるつもりでいます。人生の後編となり、いろいろ「終の棲家」としての身近な家族との触れ合いを大切に感じています。
時々、古本屋に行き「人生によるサプリメント」「失敗という人生はない」「いいんだよ、昨日までのこと全部」その他…その都度家族に叱られております。「お父さん、そんなに本ばかり買ってきて何時読むの?‥読めるの・・」「どうするの?」と。
高齢となり、人は誰でも必ず「死」を迎える。病気や人間関係、性格の特徴もすべて持ち合わせて残された人生をいかに希望をもって試練に耐えて行くことができるか。生まれて今日まで活かされてきた人生の労苦とともに「耐える」力を備えられている高齢期に感謝したいものです。
